《ダンシング・コイン》(四) | 夜はジョバイロ
のんびり更新しますよー
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にゃー、シーサーだよー



不意打ちだろ?今更の小説

ってわけでめげずにいきまーす



「それって警察に行った方がいいんじゃね?」
日比野が言う。妥当な答えである。
「なら俺今日警察署に行ってみるよ」
明石は答えた。
「俺もついて行こうか?」
「いや、いいよ。どうせ警察署の近くで買い物あるし」
「わかった」
俺たちは学校を出て、駅まで一緒に帰ることにした。

何の他愛もない会話をしているうちに駅に着いた。
日比野と明石は俺とは逆の方向の電車にのるため改札口で別れる。
「〝ドア閉まりまーす〟」
車掌の声がホームから聞こえてくる。
間に合うか。俺は階段を駆け下りた。

ドアは無情にも目の前で閉まった。
電車が遠ざかっていく。
向かいのホームで日比野と明石が声をあげて笑っている。
明日覚えとけよ、と心の中で呟いてみる。
やがて向かいの電車がやってきた。

2人が電車の中で手を振っているのが窓から見える。
俺は笑顔で振り返してやった。

数分後にやっとこちらの電車もやってきた。
俺はため息をつきながら電車に乗り込み、座席に座る。
そのままあのことについて考えた。


「よし」
パソコンの前に座り、キーボードを叩き終えたフリーライターの藤井(ふじい)は興奮していた。
知り合いの雑誌編集長と会う約束をとろうと手元にある携帯電話で電話帳を開き、「タ」行の欄の中から「筑波英彦(つくば ひでひこ)」の名前を探し出すのにはそう時間はかからなかった。

数分後、電話を終えた藤井は緊張と興奮で汗まみれだということに気がつき、シャワーを浴びることに。
パソコンデスクのイスから立ち上がり、服を脱ぎ風呂場へ向かった。


電車を乗り換え、先ほどとは違って座れずに手すりにつかまっていた俺はここで一つの疑問を抱く。
なぜ硬貨なのか。
普通、大きくニュースで取り上げられるのは偽札、偽造紙幣だ。
偽造紙幣の場合、金額が大きく実際に店頭などで使用すると返ってくるつり銭の額も大きくなるはず。
だが偽造硬貨ならつり銭の額は小さい。
俺が偽造通貨をつくるなら、硬貨ではなく紙幣を選ぶだろう。

しかし、あそこまで精巧な偽造硬貨を誰がつくるのか・・・?
おそらくあのレベルのものをつくるには大きな機械が必要であるだろう。
個人では不可能か。やはりグループでの製造なのか…?

そんなことを考えているうちに電車は駅へと到着した。
まあ後は警察に任せよう。
そう思いながら改札を通り抜けた。

駅のロータリーでは街宣車の横でたすきをかけた選挙立候補予定者が大声で何かを訴えている。

『未来への羽』。結党間もない数年前の衆議院選で議席を初獲得した後から着々と議席を広げている。
今最も勢いがあるといっても過言ではない。
バックには元有名俳優が代表の新興宗教団体『手をつなぐ会』がある、いわゆる宗教政党である。
結党当初、世間からは見向きもされなかったが、次第に政策面で有権者から多くの共感を得た。

「〝私たち『未来への羽』は親米路線からの脱却を目指し、『強い国ニッポン』の確立を…〟」
俺はそれを脇目に家へ向かって歩き出した。




見ている人いるんか?って話。

んじゃーねえー!

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